話したいのに話せないのは人見知りというより「場面緘黙症」かも?

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話したいのに話せないのは人見知りというより「場面緘黙症」かも?

こんにちは。澪です。

 

最近「場面緘黙症」という言葉を偶然目にして

読み方がわからず検索したのですが、
けっこう、当てはまっていて、なんだかぐさっときたので
今回はそれについて書いてみようと思います。

 

場面緘黙症とは?

 

改めまして「場面緘黙症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「ばめんかんもくしょう」と読みます。

 

まだあまり知られていない症状ではありますが、
例えば家庭などでは普通に話ができるのに
学校では話をしたくてもできなくなってしまう症状です。

 

以下、Wikipediaより引用です。

 

【概要】
場面緘黙症とは、ある特定の場面・状況でだけ話せなくなる症状が続く状態のことである。

 

子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、

あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。

 

そして、その子供は非常に内気な様子に見え、グループでの活動に入りたがらなかったりする。

 

脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。

また、強い不安により体が思うように動かせなくなる緘動(かんどう)という症状が出る場合もある。

単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、

何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。

 

発症率はアメリカの調査によると0.7%

 

1000人に7人程度なので
1学年に1〜2人はいたという感じでしょうか。

男性よりは、女性の方が多いようです。

 

そんなに珍しくはなさそうですが、
現場では「性格」とか「激しすぎる人見知り」で片付けられてしまいますよね。

でも、これはそうではなく「きちんと名前の付いた症状」のようです。

 

場面緘黙症について知りたい方はこの本がおすすめ

 

もし思い当たる方がいれば、とりあえずこの本を読んでみるのがおすすめです。

 

私はかんもくガール しゃべりたいのにしゃべれない場面緘黙症のなんかおかしな日常

 

 

 

 

 

内容はほぼ漫画で構成されています。

過去、場面緘黙症で苦しんでいたという著者の方が書かれた本です。

 

当事者以外の方にとっては、
実際に場面緘黙症を発症している方がどういう状況で生きているのか
とても分かりやすく描写されていると思います。

 

当事者として読んでみて

私は、ほぼ当事者としての視点で読ませていただきましたが、

思い当たることが多すぎるというか、
それらの記憶が辛すぎて忘れていたことがとても多かったので

当時のことを、ここまでリアルに描写できる作者さんが
本当に凄いと思いました。

 

それに、状況がここまで被っている人がいるんだということにも衝撃を受けました。

自分が寝ている間にでも無意識で書いたんじゃないかと思うくらいです。

私は激しすぎる人見知りだとずっと思っていて
話したい気持ちに身体がついてきてくれない、という感じでしたが、
私だけではなかったのですね。

 

作者の方は、症状が似ている人を4人知っていると書かれていましたが、
私は一人も知らないです。
もしかしたら出会っていても記憶にないだけかもしれないですが。。

 

場面緘黙症によるいじめについて

本にかかれていた一例ですが、
「友達だと思ってた人たちが無理やり喋らせようとする」というのはありがちだと思います。

私も友達や先生などからされた気がします。

彼らは良かれと思ってやっているのかもしれません。

 

でも……。

 

自分のこととして考えた時は、話ができない私が悪いから仕方がないと思っていましたが
この本で「人のこと」として見た場合は、
……完全にいじめだとしか思えなかったですね。

 

本人はわざと話さないのではなく、

話をするのに普通の人の比ではない労力を強いられるというか……。

 

恐らく当事者でないと理解できないことだと思いますが、

その状況下で、話せないのに話すことを強制されるというのは、

 

私にとっては、ほとんど拷問に近かったと思います。

 

これもあくまで一例ですが、

他にも、症状が知られていないため、
つらさを周りに理解してもらえないがゆえに
かなり辛い環境にいる方は相当数いらっしゃるのではないかと思います。

 

場面緘黙症は内気な性格とは限らない

 

場面緘黙症の場合、性格と言動が一致できないことがあるようです。

つまり「場面緘黙症」という症状を発症しているが故に
話したくても話せなくなっているのであって、

中身まで内気とは限らないのです。

 

ですので「客観的に見て人見知りだと思うんだけど、どうもなんか違う気がする」

ということもしばしばあると思います。

 

性格は、あくまでその人それぞれで
本当は目立ちたいと思っている方もいるようです。

本の中でも、著者の方が目立ちたくて
部活で華やかなポジションに行ったというエピソードが紹介されていました。

 

知ったのが改善した後で良かったかもしれない

場面緘黙症のことは、私にとっては衝撃的でした。

 

ただ、あくまで私の場合は、ですが、
まだ症状は残ってはいると思いますが、昔と比べてかなり改善してしまったので
これを知るのがある程度改善した後で良かったなとも思いました。

 

そうでなければ、この症状のせいにして
ここまで努力できてなかった可能性もあったかなとも思ったので。

 

理解してもらえるきっかけにすること

場面緘黙症について勉強するのであれば、

知ることで、自分を理解するきっかけにもなります。

もちろんこの症状について話して、誰か理解して貰える人がいるのなら
それに越したことはないですね。

 

これは、症状そのものより、
自分のことがまわりに理解してもらえないことによる
いじめやうつなどの二次障害、二次被害のほうが深刻だと思うので、

 

誰か理解してくれる人がいれば、それだけで少し生きやすくなるのではないかなと思います。

 

もちろん、それに甘えずに努力することも大切だと思いますし

努力したら努力した分だけ、改善することもできます。

 

どちらを選ぶかは自由ですが、人と話をしてみたいと思うのであれば

場面緘黙症について知っても、それに甘えすぎないことも大切です。

 

でも、努力するにしても、場面緘黙症について知っていれば、

「誰と戦っているのかわからずに戦う」ような不安な感じは

かなり軽減されるのではないかと思います。

 

 

まとめ

もし心当たりのある方がいらっしゃれば、
気持ちが楽になるかもしれないので
少し勉強したり、目を通してみても良いかもしれません。

 

ではでは、参考にしていただければ幸いです。

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